風を切って走るのが楽しい
大学の時、片道1時間以上かけて大学までバイクで通ってくる男の子がいました。
本人曰く、本当は車を買いたいけれどお金がないし、車では風をきって走る楽しさがないから…とのことでした。
彼は講義の空き時間にいつもバイクのカタログを眺めて、お金を貯めてかっこいいバイクに乗るんだと話していました。ホントにバイクが好きなんだね、と友人達と話していました。
ある日大雨が降った日のことでした。講義の時間になってもやってこない彼を心配して、窓から友人達と外を眺めていると…。カッパを身につけ、背中にワープロを荒縄でくくりつけた彼が、バイクに乗ってやって来ました。
そんなすごい状況の中でも楽しそうに運転している彼を見て、バイク好きの根性はすごいものだと感心したのを覚えています。彼はその後もバイクに乗り続け、どこにいくにもバイクで乗り付けました。
ある会社に就職したという話をちょっと耳にしましたが、今はバイクに乗っているのかどうか知りません。もし乗っていたとしたら、スーツでバイクを乗り回す元気のあるサラリーマンになっていることでしょう。
主人にその話をしたら、とても共感していて、自分も学生の頃はバイクでどこにでも行っていたと話していました。一番遠出したときにはちょうど真夜中で、燃料切れの心配があったためにガソリンの携行缶を持ちながら出かけたそうです。今考えるとちょっと怖かったなあと笑っていました。
北海道ツーリングはガス欠に注意
北海道だと、次のガソリンスタンドまで数十キロあるという事はザラです。
地元の人は、そのことは心得ているので、遠出をする時は車にガソリンを多めに入れます。でも、本州の人がレンタルバイクを借りた場合、気を付けないとガス欠でJAFを呼ぶ羽目になるかもしれません。
バイクは燃費が良いので、ガス欠となるのは稀なんでしょうけど「北海道はでっかいどー」なので要注意です。