バイクの個人売買【名義変更トラブル事例】

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名義変更に関するトラブルもバイクの個人売買ではよく聞く話です。バイクを売った場合、名義変更がされないとバイクを所有していないにもかかわらず、法的にはバイクの所有者と判断されてバイクに関する税金などが請求されてしまいます。

Ｈさんはバイクを知り合いのＩさんに個人売買で売ることにしました。名義変更は後でするというＩさんを信用して、必要な書類一式を渡しました。そしてそのまま手続きもＩさんにお願いすることにしてバイクを売却しました。
ところが何ヶ月も経ってから、売ったはずのバイクの自動車税の納付書が自分のところに…。Ｉさんは名義変更をしてくれていないのでは？

〈相手が名義変更をしてくれない！〉

自分のところに自動車税の納付書が来るということは、バイクの名義は売ったＨさんのままになっているということです。このままにしていると、納付書は毎年Ｈさんのもとに送られてくることになります。また、自動車税だけでなく、Ｉさんがもしも駐車違反を起こした場合は、反則金の請求もＨさんのところに来る場合が考えられます。
もう自分のものではないバイクの税金や反則金の支払いは、ぜひとも避けたいところですね。

また、最悪の場合には、売った相手がひき逃げなどの事件を起こした場合には、取り調べが自分のところに来ることも考えられます。

Ｊさんは友人のＫさんにバイクを売りました。名義変更はＫさんがしてくれるものと思っていたら、Ｋさんは知り合いにそのまま転売してしまったとのこと。バイクはどんどん転売されているようで、もうバイクの所在はわからず、しかも名義は自分のままになっています。このままだと自分のところに自動車税の納付書が届くのではとＪさんは心配で…。

〈名義変更をしないままに、転売されていく？〉

最近では名義変更をしないバイクがそのまま転売されていくことがあるようです。
友人だからと油断してバイクを売ってしまった気持ちはわかります。
ですが、どんどん転売されているということを考えると、誰がどんな目的でバイクを使用するのかわかりません。
バイクの名義は自分のままなので、いつどんなトラブルに巻き込まれないとも限りません。

個人売買でバイクを売る際、基本的には名義変更は買い手側が行うことになります。そのまま名義変更がされないというトラブルはよくありますから、充分気をつけなくてはなりません。